2010年05月14日

魚の目の葬式 5

L108  大学の構内に入ると、強いビル風に煽られ前髪が舞い
L109 上がる。いつものことだ。
L110  新しい高層ビルの校舎を建ててから、構内は常に強風
L111 が吹くようになった。全く疎ましいことだ。
L112  せっかく、家でセットしてきた私の手強い髪も、この
L113 風で額に張りつき逆なでされて一発でくずれおちる…。
L114  ほんに疎ましい。
L115  足早に講義室へ向かう。
L116  友達は先にいるはずだ。
L117  私と違って真面目だから。
L118
L119  講義室のドアの前で、一旦立ち止まり、前髪を整える。
L120  そろそろと開けて中に入る。
L121  中のしゃべり声ががやがやと聞こえてくる。

posted by にお とよむ at 23:59| 千葉 ☁| Comment(0) | 本編・魚の目の葬式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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