2010年05月22日

猫と住む、私。 3

L51   とりあえずまだ温かい弁当の上に子猫を戻して、ふか
L52  ふかのバスタオルを出してきた。そのバスタオルの間に
L53  挟んでやる。が、子猫の震えはとまらない。あとは…、
L54  お腹が減っているだろうから何か食べさせないと。まだ
L55  小さいからミルクがいいだろうか? ミルクパンに少し
L56  の牛乳を入れ火にかける。たぶんあんまり熱いのは良く
L57  ないと思うから人肌程度に。
L58   ふつふつとしてきた牛乳を小皿にとり、温度を確かめ
L59  てから子猫のところへ持って行った。
L60   こてっとしている子猫の鼻先へ近づける。反応はない。
L61  人差し指に牛乳をつけて、口の中へ雫をたらしてみた。
L62  微かな反応。もう一度繰り返す。口の中に溜まった牛乳
L63  を飲み込んだ。
L64   自分で食べ物をとる気力もないとは。このままでは
L65  死んでしまうだろう。
L66   何度も何度も牛乳を口にたらした。
L67   そのうち、子猫の顔から力が抜けた。耳を近づけると
L68  寝息が聞こえる。
L69   危機は脱出したということだろうか?
L70   バスタオルにくるんだままで、胡座をかいた膝の上に
L71  のせ、やっと自分の弁当を食べた。
L72   BGM代わりのテレビをつけたままお風呂をすませ、子猫
L73  にもう一度ホットミルクをあたえ、子猫のバスタオルを
L74  替えて布団で一緒に寝た。
L75   今日もまた、私の地味でささやかな日常が終わった。
posted by にお とよむ at 23:59| 千葉 | Comment(0) | 本編・猫と住む、わたし。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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